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クトゥルー神話事典 (学研M文庫)価格: 1,050円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 全世界で数多くの作家が、夥しい作品を生み出し、
壮大な暗黒神話体系となった、クトゥルー神話。
日本でも、小説のみならず、漫画や特撮、ゲームなど、
さまざまな媒体で、多くの作品が創り出されています。
本書は、その膨大な作品群を渉猟する
さいに、最適のガイドになるといえます。
ところで、私は日本における記念すべき最初の神話小説が、高木彬光「邪教の神」
であることを、本書ではじめて知ったのですが、本書によると、高木彬光は、江戸川
乱歩経由でクトゥル |
日本列島の誕生 (岩波新書)価格: 840円 レビュー評価:4.5 レビュー数:6 日本列島の形成の歴史が、とてもダイナミックなものであることがわかります。
* 日本列島の大部分は、海洋プレートが沈み込む際に、プレート上の堆積物が大陸縁部で削り取られてできた(付加体)
* 元々中国南部にあった日本列島の太平洋側は、約1億3000万年前に北に移動して現在の日本海側に並んだ。中央構造線はその横ずれの名残り。
* 約1700万年前に日本海が拡大して大陸縁部が大陸から離れ、海が流れ込んだことによって日本は島となった。
これらが詳細に解説されており、図も多いので、とてもわかりやすいです。他にも、日高山脈や伊豆 |
眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く価格: 2,310円 レビュー評価:4.5 レビュー数:35 以前から疑問に思っていたことの一つ、眼のような存在がいかにして出現したのか、という興味から、この著作を手に取りました。読み始めて判ったのですが、この著作の主題は「カンブリア紀の生命の大進化はいかにして起こったのか」であって、その解答として、眼の出現、を挙げているのですね。
訳者が、あとがき、で述べられているように、結論を見るだけではいたって単純かもしれません。ですが確かにこの結論は重要です。眼の出現(誕生)とカンブリア紀の生命の大進化は表裏一体だったのですね。そして眼の出現によって能動的な捕食者が現れて、形態進化をうながす。「いろいろな種類で硬組織が出現し、その結果として多細胞 |
はじめてのミニチュアクラフト―ねん土や身近な素材で作る価格: 998円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 姪っ子が大きくなったら、夏休みの宿題とかの参考にさせようと思ったよ?
自分が作るには、ちょっと稚拙な感じはしたけれど・・・可愛いので
イメージは膨らむので 良いと思う。 |
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地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20)価格: 1,785円 レビュー評価:4.0 レビュー数:5 温暖化予測の専門家が、モデルの概要をわかりやすくかつ客観的に解説してくれている。
温暖化予測について知識として知っておくには、最適の本だろう。
モデルで考慮しているパラメータ、予測する対象、予測の不確定性等、平易な表現で説明されており、わかりやすい。
著者も書いてあるとおり、まさに、理系の人にはわりとすんなり、文系にはちょっと難解というさじ加減の内容になっている。
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天気と気象―大人の「科学」と「学習」価格: 1,575円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 書店で本書を手に取り、全ページカラー刷りなのが初見、好印象でした。
カラー刷りですので、例えば前線面の暖域・寒域等の表現、地上天気図・高層天気図での色鉛筆による色分けの手法の紹介等、一色刷りの本では得られなかった色によるストレートな表現がすばらしいです。肌身感じられる地上の気象現象の解説(全面カラー写真の10種類雲形にはさり気なく国際式天気記号が添えてあり筆者のセンスが伺えます)から、天気図解析に関して、地上天気図に限らず、高層天気図までを含め解説してあり、気象を総観的に捕らえるセンスを身に付けることができます。
気象学初学の方(小学校高学年程度で気象に興味のある子な |
薬局調剤の基本―処方せん受付から調剤、鑑査、服薬指導まで (ビジュアル薬剤師実務シリーズ 1)価格: 3,360円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 実務実習のコアカリキュラム表もついているし、ナンバーも書いてあるので、実務実習に役立ちそうです。
「ある薬局の例」であって、すべてを網羅しているわけではありません。本を読み進めながら「この本に書いてあるこの部分は、うちの薬局ではこうなるんですよ」という解説を追加していけるのが、教える側にとっては、学生から「それは知ってます!」とか言われずに済んで有難いなー…。
塗り絵的な、「基本は描いてあるから、いろいろな色をつけたり、新しい線をいれたりして、完成させてください」というタイプの本なのかも。とりあえず私は、人物写真にはヒゲを落書きしておきました。
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築日本一うまい魚のごはん―地魚河岸の若旦那が教える価格: 1,365円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 いきなりの“日本一うまい”に胡散臭さを感じつつ表紙を開いてみると、あっと言う間にひきこまれてしまいました。
出てくる料理、出てくる料理、もう食べたくてたまらんっ!
しかも本当に秀逸だと思うのは、著者の言葉通り『有名飲食店を渡り歩くより、毎日魚をいじくることが大事』っていう思想が全編を通じて貫徹しているところ。
私も魚はほとんど扱えません。たまに三枚卸しなんかに挑戦した日にゃぁもう魚グチャグチャ(笑)。
でも悪戦苦闘しながらできあがった“作品”を前にした時の感動は、そりゃあ経験した人にしか分かるまいっ!
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0.1ミリのタイムマシン―地球の過去と未来が化石から見えてくる (くもんジュニアサイエンス)価格: 1,470円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 名前は聞いたことがあるが、何者か知らなかった「ケイソウ」。 地球上の酸素の25パーセントを排出し、食物連鎖の一番元になるすぐれもの、ということにまず驚いた。0.1ミリ以下のケイソウをスケッチし分類する過程が、写真、スケッチと共に、わかりやすく述べられている。この小さい生物が、地球の壮大な歴史を解明する鍵となるとは・・。
地道な研究から新発見に至るまでの過程が、臨場感あふれる文章で描かれ、どっぷりケイソウの世界に浸ってしまった。 |
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